4.ただそれだけ
作詞:千野隆尋
作曲:千野隆尋
狂ったガーベラ ガラクタの街
アイスランドが光を撃って
羽根が生えた気になって 二日酔いの朝に笑った
サン=テグジュペリが言ってた 友達とやらを作りたい
ゴミ箱みたいな路地裏で 天使を一人見つけたから
ただそれだけ ただそれだけ ただそれだけ ただそれだけで
笑えるなんて思ってもなかった 理屈なんかはどうでもよかった
ただ少し笑えた自分が ちょっと愛しく思えた
日差しは今日も暖かかった 空の青は悲しみじゃなかった
ただそれだけで世界が ちょっと愛しく思えた
見慣れたポスター 地下鉄の風
グランドピアノが孤独を打って
鍵盤のような心で 二日酔いの朝がぼやけた
子供服売場笑い合う 大きなお腹に見惚れてた
欲で飾ったデパートで 確かな光見つけたから
ただそれだけ ただそれだけ ただそれだけ ただそれだけで
溢れるなんて思ってもなかった 理屈なんかはどうでもよかった
ただ少し溢れた自分が ちょっと愛しく思えた
大地は今日も冷たかった 風の声は言葉ではなかった
ただそれだけで世界が ちょっと愛しく思えた
繰り返しみたいな朝 進むだけの針
苛立ちでいっぱいになったホーム 気づくとまだ生きている
知らない間に 嫌った世界に
また立ってた 生かされてた
ただそれだけで
生きれるなんて思ってもなかった 理屈なんかは中身がなかった
ただ変わらずにある世界が ちょっと愛しく思えた
消えたいとか嘆いてみたって 生きるコトをやめたくはなかった
ただそれだけで自分が ちょっと誇りに思えた
ただそれだけ ただそれだけ ただそれだけ ただそれだけで
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